子育てと馬の調教に興味のある方に読んでほしい。
共感して「大丈夫よ〜,大丈夫よ〜」と寄り添って、下から積み上げていく方向と、「このくらいできる!がんばれ、やれっ!」っと、ライオンの仔を崖から突き落とすように、這い上がって来たところで、「やればできたじゃないか」と上から下にいく方向と、どっちが大事か?
どっちも大事。
でもって一番大事なのは、柔軟にその時の状況や状態や、相手の心の揺れ動きを観て、それに合わせて、上だったり下だったり、右だったり左に適用しながら、学ばせていくこと。様子を観て感じることが大事と思ってます。
これって人間の子育てにも、馬の調教にも、全く同じことが当てはまると思っています。
では観察より更にレベルアップした、洞察の眼で観るために何が必要か?それは自分の外ではなく内を観ること。我を知り我を消していくこと。
だけれども、自分の内を観ずに外側にある情報ばっかり仕入れて、感じたり察したりする感覚を遮断している人はたくさんいると思います。そういう場合、大概の人は、現代社会で感覚が麻痺してるのだと思います。
ただ、中には我を押し通して、自分仕様に周りを変えようとする人もいます。そういう人は育成には向いていないと考えています。
もし子どもを既に産んでしまったとしたら、子どもが鏡となって、そういうお母さんが変われるように、いろいろな事が起こってくるかもしれません。
でももし、自分仕様に世の中を回したい我の強い人が乗馬を始めたら?そういう人には馬は育てられないので、乗馬クラブでちょっと馬に乗ってるくらいならいいけど、自馬を持つことは勧めないで欲しいものです。馬が可哀想だから。
あ、なんか横道に逸れました。
昨日から寿ちゃんと四季ちゃんに、下からいくか上からいくか考えてました。
ロープで捕まえられて、いきなりトラックでの長旅のトラウマがあるので、ずっと下から積み上げないといけないかなあっと思ってましたが、結論は、下からと上からを両方やって、今は厳しくお勉強する時間、今は優しくしてもらえる時間と、彼女たちが理解できるように教育していきたいと思っています。