乗馬歴8年の方が、関西から熊本までいらしてくださいました。

そしてご自身が得られたことを彼女のブログに書いてくださいました。

馬好きさんのリトリートご感想

心がふるえる"ホースリトリート@熊本
http://deepsnow.sblo.jp/s/article/190696275.html

ホースリトリートから戻って。泉の湧くところ?
http://deepsnow.sblo.jp/s/article/190696306.html

私が人様にお伝えできるのは、馬とのコミュニケーションで大切な、やり方ではなく在り方の部分です。それを身体感覚で感じていただくお手伝い。

馬との関わりは、DoingではなくてBeing。

そしてActivityではなく、身体を通じて湧き出る意識から発せられるActionだと思っています。

「馬と意識で通じる経験をしたい」という思いで、乗馬を始めた方は、結構たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

私もその一人。なのでテキサスで馬を持ってからは、はじめの数年は、馬に乗らずにグランドワークだけやっていました。その頃カウボーイたちに「馬は乗るものなんだぞ〜」と、よく野次られました。

でも無視して、テキサスのウェスタン牧場で、寒い日も暑い日もひたすらグランドワークをしていて、変人を極めていました。

 

その後はウェスタンライディング、馬場馬術、三種総合を習いましたが、ベースには馬とのコミュニケーションがあり、1番好きなことは調教です。今やってる仔馬ちゃんたちの調教は、これまでの経験を活かせるし、最高に楽しいです。

因みにカウボーイたちにからかわれた時には、間に受けずに冗談で返したら、彼らの仲間に入れてもらえることも体得しました。「馬に乗らずに一緒に歩いてどうすんだ?」と言われたら、「あなたと違って私は軽いから、馬とずっと歩いていられるのよ。ワッハッハ」という感じに。

打ってきた球を打ち返すことに慣れてきた頃には、彼らに認めてもらえるようになり、牧場の扱い難い馬たちの再調教を頼まれたり、インストラクターの馬たちを修正することを頼まれるようになりました。

 

その後、徐々に難しい馬やトラウマのある馬、問題馬たちが好きになって、彼らに毎日頭を悩まされながら、そういう馬たちの心を解放してあげたいという気持ちで、その子たちと関わり、多くのことを学ばせてもらいました。

その経験から、私にはシェアできることがあると思います。できることを出して喜んでいただけたら、それは私自身の喜びになります。だからどんどん出したい。出さないと精神の便秘になります。

と言っても、伝えたいことは乗馬ではなくて、馬と意識で繋がって騎乗したり、グランドでコミュニケーションするために、外側のテクニックではなく、身体と心を繋げることで体現できる馬との関わりです。