馬にも人間の子どもにも共通する点に興味がある方は、長文読んでみてください。

今日は(怖いから動く)のではなく、少しずつ仔馬ちゃんたちに、(ああ、これってお勉強の時間?)ということを学んで欲しいセッション。ボイスキューも少しずつ入れていってます。

まだ8ヶ月の子たちなので、今大事なことは、ストレスをかけて動かすのではなく、安全安心安堵の気持ちになってもらうことと思ってます。学べる馬たちになる前の土台作り。

勉強できる子に育って欲しければ、子どもにストレスを与えずに、でも躾はきちんとしておくというのは、人間の子どもの教育でも重要だと言われています。

測定できるような認知能力を高めることに、教育は傾いていますが、実は非認知能力を高めてあげた方が、子どもの能力は伸びるという話は、この本に書かれています。

『私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む』 著者ポール・タフ

私自身は息子が生まれた時から、生まれ持った非認知能力を劣らせないためには、意味のないストレスを与えないことを知っていて実践してました。

なので勉強など認知能力を高める教育はしていませんでした。非認知能力さえ備わっていれば、あとは良い環境があれば自分でやれるはずと思っていました。この本はそのことを如実に説明してくれています。

面白いことにそうした育成のプロセスは、馬の子どもにも人間の子どもにも全く同じ。哺乳類の脳に共通した何かがあるに違いない。ああ、どこかでそれを説明できる文献読んだことあるけど、忘れてしまった。すみません。

とにかく、できる子に育てたければ、大事なことは、目の前の成果を上げることではなく、愛情をかけて天塩にかけて育てること。簡単に言えばそんな感じです。それは馬にも同じだと思っています。