自分の外に幸せを探すだけでなく、自分の子どもに幸せになってもらうために、外にあるものを与えなければいけないと、外のことに躍起になっていると失うものがある。
心の目が外に向いていることで、子どもを観ることができなくなり、子どもの心の揺れや変化を見失う。
見失うものとは、二度と戻ってこない刻一刻と成長している瞬間の重ね合わせ。それは今この時にしか観られない。
親に観てもらえない子は愛情不足になる。
そして将来、愛情不足を補うためにお金や知識や物や、他者からの一時的な評価など、自分の外にあるものを集めようとする。
そうして親自身が経てきた経験が繰り返される。

ビジネス組織や国家は個人の集りの集団なので、それを構成する一人一人が、調和が取れた社会で幸福を実現させたいという思いでいるのか、もっと持たないと幸福になれないと考える人たちの集団かどうかで、社会に影響を与える企業や国の動きが変わると思う。
世界を良くしたいと願うのであれば、幸福を求める個々の内面の気づきが大切であり、決して自分の外にある物質を掴めば得られるものではない。
となると個々の癒しや気づきが必要で、より多くの人が内面から幸福になることが、ひいてはこの世の中をもっと生きやすい世界に変えるための道ではないかと思う。
そのためにできることは、先ずは自分の状態を整えること。

