先月、ご家族で私の馬プログラムを受けていただいた方から、感想をいただきました。

今回、由紀子さんの元をお伺いしたのは、仕事を始めて感じていた、身体と心の違和感、そして、それを映し出すように娘の様子も、落ち着きがなくなってきていたのがとても気になっていたのが理由でした。

1日目、霧島について、久しぶりに由紀子さんにお会いした時、由紀子さんは以前と変わらず、むしろ以前より、澄み切った空気感をまとっていたのが印象的でした。2歳になる息子のことを気遣ってくれて、お座敷にて夕ご飯をご用意してくださり、優しい心遣いに癒されて、家族全員が一日目の夕食から、ゆったりとそして霧島の魅力にどっぷりと浸っていく、そんな感じでした。

夜のセッションにて、夫と共に呼吸法とタントラを教えていただき、1日目から心も体も満たされました。

2日目、朝起きると、娘の表情がいつもと違って、とても柔和になっていました。主人にも私にも明らかに見て取れました。2日目の馬のセッションは、今、思い出すだけで、恥ずかしいほど、心と身体が乖離していました。ただ馬を引いて歩くだけでも、歩き方そのものがぎこちなかったと思います。

しばらくすると、テキサスで教わったことが、身体を通してひとつひとつ思い出されてきました。そうだ、歩くっていうのはこうだった、方向を変えるときは、まず馬の注意をこちらに向けてから、指示をだすこと。そして、グラデーションのように、徐々に繊細に想いを伝えること。

グラデーションで伝えることは子育てにも大切!これが、最近の私には抜けていました。たった5秒でいいから、きちんと子どもに意識を向けて認めてあげること。これもできていませんでした。私がいつも他のことに気をとられていて、心が上の空だったからです。

まだ小さい2歳の息子にも、もっと手をかけなければと思いました。0歳から7歳の一番大切な時期こそ、母親の私がしっかりしなければ!と思いました。仕事をするか否かではなく、母親の自分が、自分自身を大切にして幸せになる。その幸せの波動を家族に広げていかれるお母さんになること。

由紀子さんのこの日の言葉で私の心に残ったのは、「何をするのかではなく、どうやって取り組むかが大切」ということでした。目先のことに囚われていたと、大反省の1日目でした。

その後、素敵なお店でのランチ。ここって本当に日本なの?こんな場所があるなんて、夢なんじゃないの!?というぐらい素敵な所でした。まるで絵本の中でご飯を食べているような。ランチを食べながら、子どもにスモールステップで成功体験を積ませてあげることの大切さ、そして、前頭前野を25歳までに発達させることの大切さを、由紀子さんからお話いただきました。具体的にできることも教えてもらいました。

これから娘には、指の運動、手足を使った運動をさせるように、そして息子には答えを与えずに、自分で考えさせる話し方をしていこうと思いました。

夜は由紀子さんのお家でご飯をいただき、タキちゃんとムギちゃんにも会うことができ、子ども達は大興奮。由紀子さんにかかると、動物はみんななんて幸せそうになるんだろう。いいなあと羨ましくなるほど、2匹の猫は幸せそうでした。我が家の子ども達もすっかり由紀子さんにメロメロ。私も由紀子さんの家の子になりたいと思ってしまいました。(笑)

2日目で思ったのは、夫婦で参加させていただくことで、主人が改めてどういう人か、客観的に見れたことが大きな収穫でした。日々の生活の中では、本質は見え隠れするときがありますが、馬の前ではその人の真の姿がさらけ出されるようです。主人は馬との触れ合いは、思った通り安定感のあるものでした。

ところが3日目のセッションでは、喉に緊張があるところから潜在意識が紐解かれ、対人関係で言いたいことが言えないことに焦点が当たり、確かに!と、昔から主人のことで気になっていたこと、心配していたことが浮き彫りになりました。

馬のセッションは、その時その人によって、人がもつ問題が浮き彫りになります。由紀子さんが身体と心のサインを読み解いてくれるので、腑に落ちて理解することができます。また、対処法を論理的に説明してくれます。
3日目の私の馬のセッションもそうでした。

自分の中に隠れていたトラウマ。それが娘との関係にも繋がり、娘の中にあるトラウマが理解できたようでした。根深いものではなくても、自分の中でこんなトラウマがあったとは。自分では薄々気づいていても、見ようとしていなかった自分に気付きました。でも、それを認めて、手放す方法を教えていただき、心がとても軽くなりました。家でできる、娘のトラウマの解消法も教えてもらいました。実践していこうと思います。

今回由紀子さんから一貫して教えていただいたことは、全てにおいて「他に依存することなく、自分で自立していける方法」でした。

自然から、自分の潜在意識から、どうすれば自分の悩みを解決できる糸口を見つけることができるのか?それは他のだれでもなく、自分自身でできるとしたら、みんなどんなに心が軽くなるのだろうと思いました。実際に、滝を見たり、石のワークに取り組むことで、心の問題と自分の潜在意識を繋げられると分かり、これからは自然に助けてもらって、自分自身が潜在的に知っている叡智から、もっとメッセージを受け取れるようになりたいと思いました。

滝からもらったメッセージは、(自分自身のケアをし、小さなことを積み重ねていけば、おのずと答えは内から溢れ出てくる)というものでした。

主人の「意見を素直に伝えらえるようになるためには、どうしたらいいか?」という問いに対する、私の潜在意識から主人へのメッセージは、「人との関わり方に問題がある。それは長年の積み重なったものが原因だが、心配しなくても徐々に流れていくでしょう。そして、あなたは星が輝くような存在になれます。そのために必要なヒントは、無垢な精神と純粋な心、そして人を癒す優しさや和やかさです。」といったものでした。
どちらも、私自身の頭では考えていません。自分の中から湧いてでてくるような、それを読み解くような不思議な感覚がありました。

最後の夜に由紀子さんとお食事をした際、狸の話や、クモの話、そして一番面白かった蛾!?のお話をしていただいて、家族みんなで心の底から大笑い。

今回の霧島の馬セミナーは、テキサスとは違ったものでした。テキサスでは、他のメンバーと切磋琢磨し、自分の嫌なところダメなところ、それを否が応でも見なければならない時が多々あり、それと対峙することで、乗り越えていった先には、心地よい風が吹く場所にたどり着いた。そんなイメージがあります。その場を共有したメンバーとは、特別な絆でつながれていて、それは月日が流れても変わらない大切なものとなっています。

今回の霧島での馬セミナーは、家族みんなで由紀子さんと、貴重で贅沢な時間が過ごせました。今回は、由紀子さんと馬と一緒に歩いたことが一番印象に残っています。それはまるで、自分の皮を一枚一枚優しく剥がしていくような感覚がありました。そして気が付くと、素の自分に近づいていた、そんな感覚でした。

今回は夫婦で参加させていただいたので、二人で想いや学びを共有できたことが、これから子育てをしていく中で、何よりも貴重なものとなりました。

霧島から帰ってきて、娘が公園で遊ぶ時、自然と裸足になることが多くなりました。そうすると、何も言わなくても周りのお友達も、「私も、僕も~」といって、誰に強要されるでもなく、裸足で遊びだしています。子ども達自身がその感覚の気持ちよさに気が付いているようです。

それを目の当たりにして、私は大切なことを思い出しました。そうだった!私こういうママになりたかったんだって。子どももこういう風になって欲しかったことを思い出しました。まるで水面に小さな波紋が広がっていくような、そんな存在になりたい。子どもたちにもそうなって欲しい。

言葉で言わなくても自然と伝わるような、優しい波動、気持ちいい空気。なんだかこの人の近くにいると気持ちいいんだ、一緒にいると気持ちが優しくなるとか。

今は小さな変化ですが、それを積み重ねていきます。帰ってきてから、まだ気持ちが揺れたり、どうしたらいいのか悩む場面もあります。

でも、それも自分の力で乗り越える、自分の力で整えていく、そんな方法を今回のセミナーで教えてもらいました。実践していきます!そして近いうちにまた、家族で霧島に伺いたいと思っています。